毎年納税の時期が訪れると、せっかく増えた預金を取り崩して納税をします。 法人税等の税率は利益の約4割程度ですが、これは実に年間利益の4.8ヶ月分を納めている計算になります。 ということは、5ヶ月近くは社会のために奉仕して社会貢献していると納得できればいいのですが、なかなか汗と涙の染込んだ利益をやすやすと手放すわけにはいきません。 だからといって利益を隠したりしたらそれは脱税です。ではいったいどうすればいいの?
税金負担を減らすには、大きく分けて2つのパターンがあると考えています。 ひとつは利益そのものを減らして税金額を減らす節税(利益減少型)
もうひとつは利益に対する税率負担を減らす節税(税率負担減少型)
弊社ではこのふたつのバランスを保ちながらタックスプランニングという考え方をもとに、企業成長に必要な納税額の検討を行っています。
節税の方法は、世の中にはたくさんありすぎてお客さまから教えていただくこともしばしばです。ただ数多くのお客さまの税務に携わった失敗と経験から弊社が肝に銘じていることは「お金が残る節税でなければ、本当の節税にならない。」ということです。
タックスプランニングは私たちだけではできません。私たちはお客さまの会社の事業計画と経営方針を共有して、決算前検討会や4半期検討会などの財務会議をとおして具体的な行動計画を組み上げ、安心し納得できる納税時期を迎えられるように取り組んでいます。 資本金1千万円の会社が、毎年平均して税引前400万円の利益を出して、132万円の納税を続けると、税引後純利益268万円が積上がり、10年後には自己資本3680万円の優良企業に成長できます。10年間節税し続けて、創業10年後も、自己資本1千万円のままとどちらが良いですか?