経営環境激変の摂理

私達人間が生きてそれぞれに好きなこと、
したいことをするだけで、
周りの人々と諸環境に様々な影響を与え、
自分自身も数億人の人々の動向の影響を受け、
想いもよらない不本意な大河に流され、突き動かされる。
様々な人々が自分達が産み出した激流に翻弄され、
わけがわからないままに多くの人々が
うろたえ、戸惑い、ぶつかり合い、
阿鼻叫喚の抗争と混迷に生きている。
あらゆるものが変化し流転する激動の世界に
私達は生きている事実・こうした激変を、
素直にあるがままに受け容れることが
煩悩を超えて、賢明に、
しなやかに生き抜くための出発点となる。
企業をより良く経営するには、
「 経営 」の意味を掘り下げる必要がある。
経( = 物事の根本的な法則 )を正しく認識し、
営( =人々に有用な商品とサービスを供給する)営む
価値観・哲学を育む必要がある。
経営環境がどのように変化しているか、
私達はどのような関係性に在るかを認識する。( 経 )
与えられた条件下でどのような役割を
果たすことが求められているか
自社の役割と使命を明らかにして、
自社の業務領域と商品・サービスを
組織的に展開し営む。( 営 )
「 儲かるから、やりたいから、大きくなりたいから 」
というレベルを超えて、
経営者が、経営環境激変の摂理 ( 経 )を認識し、
人々の阿鼻叫喚を解決する有意な
商品・サービスを供給する営みを
「経営」と自覚する使命感を育み、
道なき道を歩み出すとき、
その人を慕い、同じ道を歩もうとする
後継者が次々と生まれるであろう。