一人ひとりが自己実現と自利を追求する自由競争の中で、産業社会は発展し、諸個人は自由な幸せを実現できるという仮説に身を投じて、自社の生き残り競争に邁進するだけで、生きる、暮らしを守る、人間らしく生きる社会をつくる地域リーダーとしての経営者の使命を果たすことができるだろうか?
急速な産業社会変動が産み出す様々な社会経済問題と地域崩壊の波に翻弄され、有効な具体策を求めてもがいている中小企業経営家の日々の現実がある。
その悪戦苦闘している中小企業家だからこそ、よい会社、よい経営者、よい経営環境の3つの実現を共に目指す自覚的自主的な経営者の具体的な実践交流に魅かれる。
地域と産業を支えている中小企業、生きる、暮らしを守る、人間らしく生きる社会をつくる使命を担っているのが企業家である。
その使命・役割を果たすために「強靭な企業づくり」が必要である。利益を蓄えるために社員を上手く使うノウハウ研修や経営者個人の心の修養論を超えて、経営指針・共同求人・社員教育の三位一体の各社での具体的な経営実践交流を進めよう。